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競技場の跡地で、恋が量産される街 目次

登場人物キャラクター設定

競技場の跡地で、恋が量産される街

登場人物キャラクター設定

森野カイ(もりの・かい)

  • 34歳、独身。物語の視点人物(全話)。
  • 売れないAI絵本サービスを個人開発する独立系エンジニア。月の売上は家賃にも届かない。
  • 都内の家賃高騰に限界を感じ、半信半疑で「センダガヤ・ネスト」に入居する。
  • 性格: 皮肉屋で観察癖があり、街の仕組みを「気持ち悪い管理都市」と斜めに見る癖がある。一方で、実は人と話す機会が減って久しいことを自分でも認めていない。
  • 服装は黒のフーディーとカーゴパンツが定番。リュックの中にはいつもノートPCと、なぜか古い絵本が一冊入っている。
  • 口癖: 「国に恋愛まで設計されてたまるか」。物語が進むにつれ、この台詞は少しずつ意味を変えていく。

白瀬ユイ(しらせ・ゆい)

  • 31歳、独身。都市政策研究者。
  • センダガヤ・ネストの基本設計に関わった一人。論文タイトルは「会う確率を上げる都市設計について」。
  • カイの隣の1DKに住んでいる。設計者でありながら住民でもある立場を、自分の研究のためと言いつつ、実は半分は本気で恋を探している。
  • 性格: 論理的で口調が静か。だが「人間をKPIで語ること」への後ろめたさを、深夜の食堂でだけ漏らす。
  • 髪は耳の下で切り揃えている。室内では銀縁の眼鏡、外では外す。

街管理局・有島(ありしま)

  • 40代の女性職員。「恋愛トラブル対策課」課長。
  • 監視カメラと入退館履歴の利用範囲を決める権限を持つ。住民の自由と安全のあいだで毎日線を引き直している。
  • カイに対して、最初は冷たく事務的だが、後半に一度だけ自分の離婚歴を漏らす。

三上夫妻(みかみ・しゅん/みかみ・あおい)

  • カイのコワーキング仲間。共に29歳。同棲申請を最初に出すカップルとして登場する。
  • 翔は無口なエンジニア、葵はフリーランスのイラストレーター。
  • 第7話では、子育て棟への転居後、「子どもの声がうるさい」と独身棟から苦情を受ける側になる。

配信者・タカマツ

  • 28歳、登録者数20万人の都市系ユーチューバー。
  • 第4話で、住民を装ってネストへ侵入し、「国営恋愛牧場」と煽る動画を撮ろうとする。
  • 後の話で、自分も家賃高騰の被害者だったことが、コメント欄でぽろりと開示される。

退去者・栗原(くりはら)

  • 36歳、独身。第9話で街を出ていく住民。
  • 「恋愛しない自分は、この街に最適化されなかった」と笑いながら荷物をまとめる。
  • 街が「数字を増やす人にだけ優しい街」になっていないかをカイに突きつける役割。

舞台メモ

  • 主な舞台は、東京・千駄ヶ谷の国立競技場跡地に建てられた巨大居住区「センダガヤ・ネスト」。
  • 街の中には、独身棟(1DK)、同棲棟(1LDK)、子育て棟(3LDK)、24時間食堂、コワーキング、ジム、保育園、診療所、イベントホール、住民向けスーパーが徒歩圏に集約されている。
  • 入口は顔認証ゲート。住民以外は原則入れない。
  • 季節は春から始まり、最終話は数年後の春に着地する。